振り飛車で初段になったってよ

万年級位者が振り飛車で初段到達!。勉強の記録や対局内容の備忘録としています。

反省会01

では、昨日の敗戦の反省会をしようと思います。

 

棋譜は下記の通り。

 

棋戦:将棋ウォーズ(10分)

手合割:平手

先手:ハヂメ 2級

後手: 1級

▲7六歩    △8四歩    ▲6八飛    △8五歩   

▲7七角    △7二金    ▲6六歩    △6二銀   

▲4八玉    △3二金    ▲3八玉    △8四飛   

▲7八銀    △2四飛    ▲5八金左  △3四歩   

▲2八玉    △3五歩    ▲3八銀(第1図)

 

(第1図 ▲3八銀まで)

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後手が角道を開けないまま△8五歩を早めに決めたので、ノーマル四間飛車に。こちらは自然に駒組みを進めていましたが、後手のこの形は横歩取りひねり飛車でしょうか?

 

第1図以下の指し手

△4二銀    ▲4六歩    △3三銀    ▲6五歩   

△4四銀   ▲4七金    △3三銀    ▲6七銀   

△8四飛    ▲6六銀    △5四飛   ▲5五銀   

△8四飛    ▲5六歩    △3一角    ▲6四歩   

△同歩       ▲同銀      △6三歩打  ▲7五銀   

△8二飛    ▲1六歩    △1四歩   ▲5五歩   

△5二玉    ▲5八飛    △9四歩    ▲6六銀   

△8四飛   ▲6五銀    △6四歩(第2図)

 

(第2図 △6四歩まで)

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相手を抑え込んでいた感触は持ってましたが、攻め手を見つけられていなかったともいえるままこの局面に。

ここで▲5六銀と引きましたか、▲6六角がありましたね。以下△8二飛▲6四銀で歩が得られますし、その後の▲5四歩△同歩▲同飛(A図)と攻めの糸口が作れそうでした。

 

(A図 ▲5四飛まで)

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 第2図以下の指し手

 ▲5六銀    △6三銀    ▲6七銀    △2二角   

▲5六飛    △4四歩    ▲6六銀    △4三金   

▲7五銀    △8二飛   ▲6八角  (第3図)

 

(第3図 ▲6八角まで)

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攻めのきっかけが掴めず、核を右辺に転換させようとした手ですが。

結果悪手でした。

△7四歩から▲6六銀と駒を押し戻されてしまいます。
ここは▲6六飛で▲6四銀から強く戦う方が良かったように思います。

 

 第3図以下の指し手

△5四歩 ▲6六飛    △5五歩    ▲6四銀

△同銀 ▲同飛 △6三歩打  ▲6五飛

△5四金 ▲6七飛    △5六銀打  ▲同金

△同歩 ▲5五歩打  △同金 ▲6四歩打(第4図)

 

(第4図 ▲6四歩まで)

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これは緩手でした。
相手の持ち駒に金があるので、△6六金が飛んでくる可能性があり、ぼんやりしていてはいけない局面です。鋭い攻めが見つけられませんでした。 

とはいえ、ここから調べてみても▲3二銀くらいでしょうか?それでも△6六金以下角か飛車を取られて、あまり望ましくない展開です。

このあたりで序盤の有利がなくなり、互角~不利な状況に感じていました。

 

数手さかのぼって、75手目▲5五歩が疑問手だったということになりますね。

指したときは取られても陣形を崩せる、引けば拠点ができる、くらいに考えていましたが。金二枚の圧力が強かったです。

 

このとき▲3二銀がありました。

 以下
△3四銀 ▲2一銀成 △3三角 ▲7七角
△6五金打 ▲同飛 △同金 ▲5四金
△7九飛 ▲4四角 △同角 ▲同金(B図)

 

 

(B図 ▲4四金まで)

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第4図よりずいぶん先手がやれそうです。

 第4図以下の指し手

△同歩 ▲同飛 △6三歩打 ▲6七飛

△7八金打 ▲5三歩打 △同玉 ▲7一銀打(第5図)

 

(第5図 ▲7一銀まで)

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 ▲7一銀は酷いですね。振り返ってみてこれが敗着で間違いないでしょう。

有利を失っていたことを実感していたこと、時間的に厳しくなっていたことで焦りがでたのだと思います。

おとなしく▲5九角とし、△4六金▲4八角△8九金▲3二銀でまだ互角でしたでしょうか?

以下は、なんとか後手の時間切れまで粘ろうとしていただけなので見苦しい手が続きますので説明は省略。

 

 第5図以下の指し手

△同金      ▲7七角    △同金      ▲同飛     

△6六銀打  ▲7九飛    △5七歩成  ▲7五歩   

△8八角打  ▲7八飛    △9九角成 ▲7四歩   

△7七香打  ▲7三歩成  △同桂      ▲7七飛   

△同銀成 ▲同桂      △同馬      ▲7九香打 

△7八歩打  ▲7四歩打  △7二金 ▲7三歩成 

△同金      ▲7八香    △同馬      ▲7四歩打 

△同金     ▲3二金打  △1三角    ▲3三金   

△同桂      ▲3四銀打  △6八飛打 ▲5九銀打 

△6六飛成  ▲3三銀成  △4六龍    ▲2三成銀 

△4七と   ▲4八歩打  △3八と    ▲同金     

△3六歩    ▲同歩      △同龍   ▲3七歩打 

△5六龍    ▲1三成銀  △同香      ▲5七角打 

△同龍     ▲5八歩打  △4六龍    ▲4七銀打 

△3五龍    ▲5七桂打  △7七馬 ▲3六歩   

△3三龍    ▲2五桂打  △2三龍    ▲1三桂成 

△同龍     ▲2六香打  △5九馬    ▲切れ負け

まで152手で時間切れにより後手の勝ち

 

 この、「中盤の入りくらいまでは有利なのだけど、そこからじりじりと差が詰められ、悪手を指して逆転、そのまま負ける」という流れが個人的に多いと感じています。

終盤力もさることながら、中盤力も大きな課題ですね。

一局一局を丁寧に振り返って、中盤力の強化にも努めたいと思います。